以前「ホンダ フォルツァ」に乗っていたのですが、どうも自分ではただ大きいだけのバイクであって、
1. 小回りがきかいない。
2. ゆったりし過ぎている
という理由で、知り合いのバイク屋さんに相談した処、これがいいという事で「スズキ アドレス 125」を購入しました。
 
見た目は、50ccですが、実は125ccあります。
だから、とても素早いです。
原付だとバカにしているライダーを驚かせる位、
楽しいバイクです。
しかーーし、以前バイクばかり乗っていた私にとっては、
大変いじりたくなるバイクです。
少し、乗りやすく、見た目綺麗にしたいと思っております。
まずは、このメーターです。
燃料ゲージ、ウインカーランプも装着されていますが・・・。
キタコのデジタルスピードメーターに交換です。
スピードメーター、エンジン回転計、時計、日付、積算距離、
積算時間、ウインカー、燃料計、
満足する装備ばかりです。
しかも夜の発色は、ブルーです。
キーを廻すと回転計が、一度、最大値まで跳ね上がります。
これは、レガシィと同じですね。
夜の発色もとても綺麗です。
次の改造は、ブレーキ関係です。
右の写真は、ノーマルのブレーキシステムです。
バイク歴が長い私にとっては、ブレーキの大切さはよく
理解しています。
今回は、「カメファク」という会社の大口径ブレーキローター
を装着しました。
やはり、これだけでもノーマルとは全然違う効き味があります。
ブレーキホースの取り回しに慎重になりながら、
交換しました。
ノーマルとの大きさの違いがわかりますよね
とりあえず、ブレーキパット自身は、ノーマルです。
ヘッドライトバルブも明るいのと交換です。
最近、原付用で交流波でもOKなHIDが、出ておりますので、
近々交換する予定ですが、とりあえずこれを装着しました。
見た目もきれいです。
かなり、明るくなりました。
ウインカー球は、LEDに交換。
すばらしぃぃぃ。
きれいです。
テールライトもLEDに交換です。
点灯テストもバッチリです。
ヘッドライトをHID化にするために余計な電力は、
使わせないようにしたいので、LED計画増殖中です。
LED作成に関しては、かなり実践で、勉強しております。
昔からマフラー音の大きいのは、嫌いなので、
それに適合した、カーボンタイプを装着しました。
「ビームズ」のマフラーにしました。
取付も問題なく音に関してもうるさくないので、
大成功です。
こんな感じで、取付ましたが、一つだけ問題が・・・。
交差点右回りでで、あまりにも深く侵入してしまうと
マフラーが擦れてしまって、ガリガリと悲鳴をあげます。
一度だけオーバースピードで侵入して、やばいと
思いましたが、案の定、ガリガリでした。
こけそうになりましたよ。
コーナーリング中、「ショックアブソーバーを固めへと交換
しなければ・・・」 と思いましたよ。
プラグもイリジウムプラグへと交換しました。
【 走行関係に関しての構造変更です 】
皆さんは、原付バイクって乗った事があるでしょうか?
スタートから最高速まで、段付のない加速って不思議です。
乗用車も同じでオートマチックってどんな原理になっているか?
考えた人は、すごいなと思いますよ。
そしてこの部分が、原付のオートマの仕組みとなっています。
左側がエンジンから力が伝わる駆動側
右側が、ベルトによって力を受取る受動側となっています。
拡大図がこれです。
あなたの原付バイクにも必ず同じ仕組みがついています。
ベルトのかかっている左側のプーリーの幅が回転遠心力
広くなったり狭くなったりで右側のプーリーに力を伝えています。
自転車の前側、後側の変速ギヤーと同じ仕組みですね。
左側のプーリーの拡大図です。
この中にオートマの仕組みが隠されています。
プーリーが広くなったり、狭くなったりする事でベルトが
内側・外側へ移動します。
基本は、回転が上がるにつれ、プーリーの幅が狭くなって、
ベルトが外側へと移動すると右側の受動回転が速くなって
速度が上がるという事になります。
じゃぁ、速度を少し上げたいと思うには、このプーリーの
外径をひと回り大きくしてあげれば、
理論的にスピードが増す
事になります。
これは、基本的にあくまでも最高スピードであって加速を
よくする事では、ありません。
左側がノーマルプーリー
右側が交換するプーリーです。
少し外径が大きいのが目で見ても判断できます。
左がノーマル 右が交換するプーリーです。
左側下の白い球が、「ウエイトローラー」という物です。
この写真の上下円盤がかぶさって、回転力によりこのローラー
を外側に追いやってプーリーを縮めるという仕組みです。
このローラーの重さの設定も大切な加速の要素となります。
ローラーが軽いと回転を上げないとローラーが外側に行き
づらくなり、高回転型のエンジン特性となるわけです。
ローラーが重いとその逆になるわけです。
1g単位でローラーは販売されております。。
今回は、15g/個 のウエイトローラーを使用しました。
とても大切な役目の部品ですので、スムーズに
動きやすくさせるためにグリース塗添が基本です。
この「ウエイトローラー」は、回転方向によって
取り付け方(方向性)があるので注意しなければいけません。
左の写真を見てもお解りの通り、側面が違います。
元についていたのと同じく付ければ問題はないのですが・・・。
私もそうですが、外す時は、何も気にせずにはずしますよね。
そして、こちら側が右側の受動プーリーです。
この中身は、徐々に回転を上げていった時にタイヤに動力を
徐々に伝達する機構がはいっています。
簡単に言うと遠心力で回転していくと中にある
スプリングで引っ張られているシューという
部分
が徐々に外側の部分に密着されて、
最後には、一体となってタイヤを回転させます。
スプリングで引っ張られているのですから、
回転を落とすと元に戻って、タイヤに動力を伝えず、
空回りしている事になります。
信号待ちから加速する3秒位の感覚
この部分で仕事をしている事となるわけです。
中心部のナットをはずせば、全体が取りだせます。
駆動系をはずすのに必要な工具です。
ナットをはずす時にプーリーが空回りをしてしまうので、
しっかりとプーリーを押さえる工具です。
あると便利な工具です。
取り出した受動プーリーです。
 
裏側にナットがついておりますので、体全体を使って、
このナットを取り外します。
どうして体全体なのかって??
 
そうです。そうです。この部分には大きなスプリングで
全体を縮めておりますので、ナットをはずしたとたんに
ビックリ箱のように飛んでしまって、
気持も飛んでしまうので、
 
体全体で押さえつけながらはずします。
 
プロレス技ですね。
ナットをはすず工具です。
34mm 41mmこれくらいの大きなソケット工具は持って
いないので、このメガネレンチスパナは、重宝しています。
あると超便利な工具です。
メガネレンチスパナとハンマーでコンコンと廻していくと
徐々にはずれてきます。
今度、取付の時に力がいるなぁって思いつつ
はずしてしまいましょう。
左側の写真上の白っぽい部分が広がって外側の円盤
と固着して、タイヤに動力を伝達しています。


この受動プーリー部分もスプリングによって押されており、
広がったりもしております。
なぜかというと
これは、急激な加速や減速で車体が、ぎくしゃくしないように
この部分で上手く急激な力を吸収・分散しているんですよ。
素晴らしい原理です。

ここの何を改造するのかというと、
まずこの動きをスムーズにしてあげる事。
そしてバネの力を少し強くして、急激な加速でも
そのパワーにしっかりと追従していけるよわうにすること。

すなわち、この部分では、より一層スムーズさを追及する
事になります。
その交換ばねがこれです。
この左側の写真がノーマルです。
折角、スムーズに動かそうとしているバネなのに
取付部が固定されていて、スムーズなバネの
動きを封じています。
交換するバネです。
見てもお分かりですが、バネの付根の台座がとても
きれいに面に当たる事を意識した造りとなっています。
ノーマルと全然違うでしょ。 (。◕‿◕。)ノ
上下の面取り。
そしてスプリングの巻き数が倍になっています。
この部品に交換です。
そして、もっとスプリングの台座をスムーズ
動かしてあげるか・・・。
台座にボールベアリングを取り付けると
スプリングが固定されているのではなく
プーリーの開きによってスプリングに無理な力が
かからずに中間加速、減速に効果絶大となるわけです。
これが、スプリングの台座です。
これに小さいベアリングをひき詰めます
こんな感じで、出来上がりました。
敷き詰めるには、コツがあります。
ただ並べてもすぐにバラバラになってしまいますので、
長年の知恵で、ここにはグーリースを塗りながら
作業を行うとイライラせずに完成致しますよ。
やった人にだけ、このイライラ感がわかります。
右側写真では見えづらいですが、
きれいにベアリングが並べられて
バネの台座に装着されております。
動きもまったく問題なくバネがスムーズに動きます。
体を使って何とかネジを締めこんで作業は終了です。
最後にドライブベルトを強化型に交換して終了です。
装着後の感想としては、加速、減速とも
とてもスムーズになりました。
メーターもとてもきれいだし、
加速もよくなったので、大変満足しています。
原付だと思ってバカにしていると痛い目にあいます。
次回は、HIDライトに挑戦です。